やさぐれオペレーター日記

雰囲気でやってる元ネットワークエンジニアの日記

fortigate社製のFWのコマンド

よく使うコマンド

・ter len 0(永続)

→config system console

set output standard

end

 

・初期設定

60Eなどは、switchポートに192.168.1.0/24の端末を接続し、https://192.168.1.99へ、webブラウザを使ってアクセスする。

初期IDは、adminで、パスワードは未設定のため、空エンター。

 

HA構成の注意点

・60Dや60Eのsoftware switch(port1-7)は、ポリシーを削除しないとポート毎にポリシーなどの設定が行えない。

ポリシー削除後は、webguiのインターフェースから削除可能。

HA構成時も、ポートに分割しないと、モニターポートやHBポートとして使用できないので注意。

(OSのversionによって異なる。)

internalの分割はネットワールドさんのナレッジがわかりやすそう。

10105 デフォルトで設定されているスイッチインターフェイスの解除方法について

 

・同一ネットワークに2グループのHA構成を導入すると、ha group idが初期値の0なので周辺スイッチでMACフラップが起こる。CUIでのみ変更可能。グループ名変更のみでも回避可能?

 

・各I/Fへ設定可能なstp fowardは、BPDUを透過するが、スタンバイ機は透過しない。

(検証時はスイッチのdebugコマンドを使用すると便利。)

 

設定の注意点

・同一インターフェースを指定したポリシーは設定できるが、適用されない。

例:I/F毎にping応答するセグメントの制限などは不可能。

 

・trunk(vlan tag)の通信をaccessポートに流すことは無理。そのため、trunkのポートにトランスペアレントモードのfortigateを挟んで管理ipへのアクセスは不可。

トランスペアレントモードでI/Fにvlanifを作成しないと対抗へtagも通らない。

ついでにfowarding domainの作成が推奨?

 

・60Dと60Eの違い

60Eは起動が1分程度で完了する。

60Dは、execute shutdownを行って機器がシャットダウンされても、コンソールが反応する。60Eは反応しない。

 

・コマンド体系

executeで実行系(pingなど)

getでシステムの状態確認

configで各項目の設定

editで各パラメータの編集

endで設定の保存(commit相当で即時反映)

nextでポリシー編集時などにポリシー設定し抜ける

abortで設定を保存せず抜ける

deleteでポリシーなどのオブジェクトを削除

no相当のコマンドはおそらく無い。

 

・vdom作成時の仕様

vdom作成後はログイン後に使えるコマンドが通常時と違い制限される。

GUIでいうglobalには、「config global」で入る。vdomには、「config vdom」で入って、「edit <vdom名>」で設定できる。

 

・HA使用時のスタンバイ機

アクティブ-スタンバイ時での、スタンバイ機は基本的に通信をしない。おそらくFGCPのフレームのみ。

 

・show techのようなログの取得

→diagnose debug report